リストラ論じゃなくて改憲論だ

小泉元首相らが主導する自民党議員連盟「衆参統合一院制議連」(衛藤征士郎会長)が16日、党本部で会合を開き、一院制の創設や「大選挙区制」の導入を、次期総選挙の党マニフェスト政権公約)に盛り込めるように検討を進めることを決めた。
小泉氏は会合で「一院制だけを問うて憲法改正するのもいい。自民党が衆参統合して一院制にするという原動力となってほしい」と語り、党内論議を加速する必要があるとの考えを示した。

小泉元首相「衆参一院制への原動力に」 自民議連が会合

 これ、国会議員のリストラ論として捉えられているが、元記事にもあるように、事実上の改憲提案だ。そこにだまされてはいけない。

第42条 国会は、衆議院及び参議院の両議院でこれを構成する。

 とどのつまり、この条文まで含めて憲法を再検討しようという意図が見え隠れする。この人って言いっぱなしが多いし、こういう奇麗事を並べて危険な部分を隠そうとする傾向があるから、まともに信じるのは危険だと思う。