理想ではないが良い解決

不法滞在で国外退去処分が確定した埼玉県蕨市のフィリピン人、カルデロン・アラン・クルズさん(36)一家が、法務省に在留特別許可を求めている問題で、一家は拘束を猶予される仮放免期限の9日を前に、長女ののり子さん(13)は国内に残すことを決めた。

国外退去処分確定の比一家、長女は国内残留へ

 理想的とは言わないまでも、かなり良い落としどころに持ち込んだという感じ。これからも同じような話が出てくるでだろうし、日本の多民族化は避けられないと思うので、良い前例として参照されてほしい。
 だいたい、これまで日本政府は排他的すぎたのだ。昔、ベトナムや中国からの難民など、「ボートピープル」と呼ばれた方々にも日本政府は冷淡だった。ミャンマーから来ているロヒンギャ族に対しても冷淡だと思う。
 これからはそんな排他主義を捨てて、世界の中でも「寛容」と言われる国家になってほしい。