娯楽作品としては素晴らしいのだが

 「仮面ライダーW」は、娯楽作品として見た場合、良くできていると思う。
 ただ、昭和ライダーが根底に持っていた「怪奇性」とか、平成ライダーの根底にあった「テーマ性」が見えてこないので、「面白かった」としか言えないのが残念。
 娯楽に徹したというと「仮面ライダー電王」も確かにそうだったのだが、毎回のごとく視聴者に問いかけるテーマはあった。
 たぶん、これから話が広がって行くとは思うし、今の時点でもライトコメディ的な楽しみ方はできるので不満はない。
 ただ、毎回、ヲタク的に語る事ができないというのは、ちょっと歯がゆいよね。