スポーツってルールがあるんだけど

世界ボクシング協会WBA)フライ級タイトルマッチ(10月6日、大阪市中央体育館)に出場する同級11位、亀田大毅選手(20)が28日、東京都内の亀田ジムで公開練習を行った。その際、セコンドライセンス無期限停止中で指導を禁じられている父史郎氏(44)がスパーリングの相手を務め、日本ボクシングコミッションJBC)はジム関係者から事情聴取を始めた。

ボクシング:亀田選手の父、ライセンス停止中なのに指導?

 JBCは嫌いな組織だが、それとこの問題は別の話だ。
 スポーツにおいて指導者というのは非常に重要な存在だ。技術だけでなく、生活面、精神面でも大きな影響を与える。
 で、教え子である息子に対して、ルールで禁止されている頭突きを行わせたり、肘打ちを指示するような人物が、格闘技というルールを厳守しなければ大事故になりかねない競技を指導するのは問題外だとしか思えない。
 そういう理由からトレーナーのライセンスを停止されたような人物なのに、リングに上がってスパーリングに付き合ったというのは、いったいどういう了見なのだろうか。
 そもそも、亀田史郎のような人物にスポーツマンシップなど微塵たりとも期待はしていないが、これ以上、ボクシングという歴史ある競技を蹂躙させておくのは即刻中止すべきだ。ライセンス停止では済まない。永久追放でも良いと思っている。