テレビ局と父親が悪い

世界ボクシング評議会(WBC)フライ級で新チャンピオンになった亀田興毅がこれまでの挑発的な態度をやめ、関心を呼んでいる。とげとげしさが抜けた様子を見ながら、以前この選手の素顔について関係者と交わした雑談を思い出した。
「いい子なんで、そういう部分も書いてやってくださいよ」。かねてそう訴えていたのは亀田ジムの吉井慎次チーフトレーナー(46)。今回の優等生への「チェンジ」も“改心”ではなく、むしろ素顔と見ている。

『とげ』抜けて今が素顔か 亀田興は変わった

 これ、全面的に同意する。テレビ局が作ったキャラ臭かったし、父親の態度の悪さに合わせていただけじゃないかと思う。
 ランダエタとの再戦、内藤との世界戦を見ている限り、かなりの努力家で勉強家、そしてクレバーなボクサーだと思うよ。次男はどうでもいいけど。
 最初っから「大阪の暴れん坊」というイメージで売り出してしまったテレビ局の責任は大きいと思う。実際には逆のタイプだから、本人も結構苦労したんじゃないのかなぁ。チャンピオンになってやっと強要されてきたキャラを素に戻すことが許されたって感じなのかなぁ。
 「世界取ったるでー!」と大口叩いて、実際にチャンピオンになれば、「ハングリーで野心に満ちた一家」という今では珍しい素材を追いかけ続ける事ができるという打算がテレビ局にも周囲にもあったんじゃないのかなぁ。
 ただねー、これまでのイメージが悪すぎたから、変えて行くには時間がかかると思うんだけどね。次男はどうでもいいけど。(^^;;