退屈な大臣はどこにでもいる
天気予報をはずしたら処罰――。自然災害などへの対応を所管するロシア緊急事態省のショイグ大臣が3日、上院での活動報告で「予報が間違ったら責任を取る必要がある」と発言、気象庁のビリファンド長官が「罰金も刑務所も予報の不正確さは防げない」と反論する事態になっている。
「天気予報はずしたら処罰」 ロシア大臣発言で論争
ショイグ氏は「緊急活動は空でも海でも正確な予報にかかっている。商品を売って金をもらうなら商品の質には責任を持つものだ」とも述べた。これに対しビリファンド氏は翌4日、「絶対的に正確な予報など100万年後でもないだろう。処罰などしたら天気予報士のなり手がなくなってしまう」などと反論した。
本当に正確に予報を出すことができるようになるのって、人類の文明が驚異的な発展をなしとげる可能性だってあるくらい凄いことなのにね。っつーか、現在の時点で正確に予報を出すなんて、不確定要素とか、考慮するパラメータが多すぎて無理に決まっているんだけど……。
こういう人が大臣をやっているということを考えると、鳩山首相は十分にマトモだ。
責任者の首をすげかえても、手段が変えられない以上、不正確であることに変わりはないなんて、ちょっと考えればわかるよね。
- 作者: 山崎浩一
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