これは……

絶滅危惧(きぐ)種に指定されているアムールヒョウの赤ちゃん3頭が、広島市安佐動物公園広島市安佐北区)で14日から一般公開される。
アムールヒョウはロシア東部のアムール川流域に生息、密猟や森林伐採などで野生は約30頭に激減しているという。

アムールヒョウの赤ちゃん一般公開…広島の動物公園

 な、なんと、可愛すぎる。生で見たいなぁ。
 話はちょっと変わるけど、確か、黒澤明監督がソ連で「デルス・ウザーラ」を撮影した際、最初はサーカスから虎を借りたのだが、「野生の迫力がない」ということで、急遽本物のアムールトラを捕獲して使ったという。
 まあ、この写真はアムールヒョウだが、アムールトラも数が激減しているということで保護に乗り出している。先日、プーチン首相が同行して、麻酔銃を撃ったのもアムールトラだったね。
 しかし、野生のヒョウが30頭しかいないというのは悲しい話だ。種としての繁殖最小数を切っているのでは無かろうか。
 動物園やサーカスでしか生きていない動物……何か悲しいね。結局、ソ連時代に無茶をやりすぎたんだよなぁ。

デルス・ウザーラ モスフィルム・アルティメット・エディション [DVD]

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これまでどうしてたんだろ?

島根県出雲市の30代男性が、出生届が出されたときから戸籍に「長女」と記載されたままだったことが14日分かった。婚姻届を提出するため男性が11日に市役所を訪れて判明。戸籍上“女性同士”の結婚になってしまうため、訂正手続きが終わるまで婚姻届は一時お預けとなった。

男性、戸籍は「長女」 婚姻届で判明

 これ、みんなが不思議に思うだろうけど、今までどうしてたの?
 地方自治体が義務教育の案内をするときには参照されるだろうし、パスポートの取得などの際には必要なはずなのだが。
 しかも、この男性には姉がいるという。一家に長女が二人もいたことになる。何で?
 まあ、滅多にないミスだから新聞記事になるんだろうけど、凄い話だ。
 そういえば、「法医学教室の午後」には、生まれてから死ぬまで、親が出生届を出していなくて、死後になって戸籍が無かったことが判明したというエピソードがあったね。国民としてどうやって暮らしていたんだろうね。

法医学教室の午後 (1982年)

法医学教室の午後 (1982年)

なんだか怖いよぉ

Scientists are genetically engineering goats to produce the same milk as a human mother.
They claim the breakthrough will allow babies whose mothers can't feed them to receive all the goodness of breast milk.
They say their work will also lead to the development of medicines exploiting the antibiotic qualities of lactoferrin, a protein found in women's milk.
The revelations follow research by scientists in Russia and Belarus in which male mice were implanted with human genes.

We're raising GM goats to make human breast milk, say Russians

 GM(gene modify)って遺伝子組み換えのことね。
 つまり、ロシアとベラルーシの科学者が遺伝子を操作して、人間の母乳と同じだけのラクトフェリンを抽出できるようにしたと。
 要するに、母親のいない赤ちゃんに直接飲ませる目的ではなく、ラクトフェリンが目的でこの実験を行ったと。
 まあ、理由としてはもっともらしいし、安全に実用化されれば有用だとは思うんだけど、生物系とか農学系の知識があまり無い私としては、「ちょっと危ないなぁ」とか思っちゃうね。
 でも、逆に数物系の私がCERN加速器に関して何の心配もなく「実験が成功すると良いなぁ」と思っている一方で、他分野の人が「ブラックホールを発生させるなんて危険だ!」と感じるようなものなのかなぁ。
 どうも、そのへんの感覚は専門から外れるとわからないね。