寝る間も惜しんで戦う

 自分が翻訳した訳文と(^^;;
 これ,原文がちょっと特殊な文章で,天才を紙一重で超越してしまった人がカッ飛んだ自説を延々と熱弁するという内容なのだが,その語り口調をどうするのか,とっても悩ましい.
 「所詮は頭が涅槃に行ってしまっている人」と割り切ってしまうのが最も楽なのだが,それでは芸が無いし原文の「一見すると筋が通っているように感じてしまいかねない」というニュアンスが伝わらない.だからといって,「本人はいたって本気」という点に着目して気まじめな演説にしてしまうと奇天烈な面白さが無くなってしまうだろう.
 ちょっと微妙すぎる内容をどんな語り口にするのか? いろいろと試行錯誤はしているのだが,どれもしっくり来ない.
 頭の中で解決法が見つかってないとはいえ,手まで止まってしまっているは大問題だ.しかし,方針が決められない以上,手を動かしても無駄なことだろう.
 頭の中でいろいろと日本語をひねくり回しながら寝る間も惜しんで考え続けている日々.
 でも,しっかりとは眠っているんだけどね(^^;;