素直に辞めるアナタが好き

柳沢氏は事務職の一部を残業代の支払い対象から外すホワイトカラー・エグゼンプションに関連し、「工場労働というか、ベルトコンベヤーの仕事。もう労働時間だけが売り物ですというようなところでなく働いている方々の現実に着目した労働法制をつくることが課題だ」と述べた。

厚労相また失言? 「労働時間だけ売り物」

 あのー、メーカー勤務時代に、製造部での研修というのを三ヶ月ほどさせられて、それが私の唯一の工場ライン体験だったのだが、製造部って「間口が広くて奥行きが深い部署」だとしみじみ思ったよ。
 決められた時間までに製品を流すスキル、不良品が出た時に対応して修理するだけの知識と技術、ライン全体の流れの管理と調節、出荷数の把握、製造効率の検討と改良など、いろいろとたいへんな部署だよ、あれって。
 ちょっと、この人、世間を知らなさすぎ。トヨタあたりで工場実習でもしなさい!
 工員の技術とか、製造社員の知識が半端じゃない事を思い知るから。
 みんな、時間以外にも技術や知識を売っていることに変わりはないんだよ。自分だけが特別だと思わないでね。人をバカにするのもいい加減にしなさい。「職業に貴賤無し!」。でも、前後の文脈を見る限り、この人は貴賤があると考えているとしか思えない。
 この柳沢大臣、すでに内閣のガン細胞と化しているよなー。