私は恋愛ウラタロス

恋愛の主導権が女性に移りつつある。
まずは女性にとって、攻略するのがもっとも楽といえる「人見知りマグロ男」。
お次は、小池鉄平君のような「童顔でシャイなマグロ男」。
イケメンに多く、女子からの被害届けが1番多いという「モテマグロ男」だ。

あなたは恋に受身の“恋愛マグロ男”ですか?

 あ、あ、あ、私は年中無休の「発情期系男の子」で、しかも「僕に釣られてみる?」というタイプだったから、あまり実感は無いが、最近の子には恋愛に対して消極的なタイプが増えているのかもしれないとは、うすうす感じていた。
 しかし、それを喩えて「マグロ」とはねぇ。ちょっとイメージ悪いよねぇ。ちなみに、この逆の「マグロ女」というのは(ry
 まあ、それはともかく、「人見知り」、「シャイ」、「鈍感」というのは、コミュニケーションが不得手であるという点で共通している。これが同性までも含めた傾向なのか、異性を前にした場合の傾向なのかはわからないが、最近は恋愛に限らず、一般的に無口っぽい子が増えているという気はしている。
 これは、悪い意味ではなくて、良い意味でのヲタク社会になってきているのが原因なのだろうか、と思っている。既成の、恋愛→結婚→家庭というレールにとらわれず、自分の興味のある分野や趣味に没頭して楽しく生活したいという考え方だね。それで、自分の世界に入り込んでいるから、無理してまで周りと合わせようとか、コミュニケーションを取る必要性をそもそも感じていないという訳で。感じていないから、積極的に訓練されず、その結果として「不得手」になってしまうというパターンをたどるという、考えてみれば自然な流れだ。
 でも、実際、趣味とか興味に没頭する生活は、それはそれで楽しい生活だと思うんだよね。既存の社会的通念から自由でいられて、好きな事だけをして人生を満喫できるんだから。「恋愛」というのは面倒なものなので(実はその面倒なのが楽しいんだけど)、そのプロセスに時間を取られたくないとか、相手に振り回されたくないと考えるのも、一つの「正解」かもしれないし。
 最近、ネットをにぎわしている「モテ/非モテ」とは別のカテゴリで、「非恋愛的生活」という選択肢もできてきているように思える。
 これは男の子だけではなく、女の子にも増えているんじゃないかと思われるのだけど、やはり「恋愛は男がリードするものだ」という考え方が依然として存在しているので、「女子がリードしなければ」という論調が珍しく感じられるのでは無かろうか。
 実際には、男であろうとも女であろうとも、主導権は握りたいほうが握れば良いと思っているので、大した問題じゃねーじゃねーかとは感じる。でも、ヲタク的人生を選択した際の自覚的な「コミュニケーション不全」に関しては、本人は良いかもしれないけど、周りが振り回されかねないので、そのへんは柔軟に対処して欲しいものだとは思うよね。
 恋愛マグロになるのは良いのだけど、社会的マグロは困る!ということで一つ。