モラル向上! でもねぇ……

ロシア西部の山村で、米マイクロソフト製ソフトウエアの違法コピーを使用していた学校の校長が著作権侵害の罪に問われていた裁判で、校長に5000ルーブル(約2万3000円)の罰金が言い渡された。
校長は「コンピューターを業者から受け取っただけ。違法コピーが使われているとは知らなかった」と主張していた。
プーチン大統領も「まったくばかげた裁判」と語り、同社への不快感を示していた。
マイクロソフトは「これはロシア当局が、同国の法に基づいて始めた裁判だ」とする声明を発表。

違法コピーのソフト使った校長に罰金刑 ロシア裁判所

 この校長は可哀想だね。この場合、明らかに被害者じゃん。訴えられるべきは納入した業者だよね。
 先日、ロシアはソフトウェアの違法コピーが多い国としてリストに挙げられてしまったが、国として違法コピー対策に取り組むのは大いに結構。しかし、「見せしめ」的な裁判はイカンだろう。
 訴える先が違っているという根本的な間違いを正してから話を始めた方が良いんじゃないのかなぁ。
 それとも、違法コピーの習慣が根付いちゃっているのなら、いっそのこと、国をあげてオープンソース化を推進すればどう? Linux大国ロシア!なんて、何となく格好良いじゃん。ロシアの優秀な人材がこぞってオープンソース推進に参加したら凄い結果が得られそうだし。
 ロシア語/日本語が共存できるUbuntuとかKNOPPIXなら、使ってみたいよなぁ。