暴走する暴力大国

ダニエル・ファタ米国防副次官補は26日、訪問先のポルトガルマデイラ島の中心都市フンシャルで、米国が東欧に配備を計画しているミサイル防衛(MD)システムについて、ロシアが強硬に反対しているものの、米国は計画を実施すると語った。
「主な脅威はイランとその弾道ミサイル技術の追求だとわれわれは信じている」と述べた。

ロシアが反対してもミサイル防衛を推進=米国防当局者

 パラノイド国家に何を言っても、もう無駄だということか。ブッシュ大統領プーチン大統領に「理解を求める」と話したはずだが、実際にやったのはライス国務長官による恫喝。
 確か、東西冷戦開始時には、「確実にソ連から核ミサイルが飛んでくる」と信じ込み、無駄に意味がない対核戦争対策の教育を実施していたというのは映画「アトミック・カフェ」を見ればわかる通りだ。
 どこまでも「敵」におびえ、ハリネズミのように鎧で固め、その挙げ句に旅客機を乗っ取られてビルに突っ込まれてしまう国家は、やはりどこかおかしいとしか言いようがない。

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