頭が悪くなった……

 重要な内容のような気がするので、該当箇所を全文引用する。

Q: クラスター爆弾について、23日からリマで禁止条約を話し合う国際会議が開かれていますけれども、日本政府は依然クラスター爆弾の破棄については慎重な姿勢ですけれども、なぜ日本政府として禁止条約をサポートする側に回らないのか、その点についてお願いします。

A: クラスター爆弾が問題になっているのは、攻撃側がクラスター爆弾を使っているからです。守る側からすると、それに替わる良い武器が現在ありません。守る手段が無くてやられてしまって良いという判断をすれば別として、現在のクラスター爆弾は全て攻撃側が使って、戦闘が終わりクラスター爆弾によって攻撃をされた側が現在も被害を受けている。日本の場合は、他に攻撃するということは現憲法には無いわけですから、全く逆なのです。そこのところを他の国と同じ扱いにはできません。マスコミの方々の頭の体操もきちっとして貰わないといけません。我が国は攻撃用にクラスター爆弾を使う事は100%ありません。

Q: 自衛隊は国防上、クラスター爆弾は必要だという事ですか。

A: そうです。日本は海岸線が長くて、そこで着上陸侵攻の時に事前に防がないと、後は非常に守りにくいという状況があります。地雷も似たような点がありましたけれども、地雷の場合はそれに替わる手段を講じられましたが、クラスター爆弾の場合はそれに替わるべき武器というのが見つからないので、そう簡単に日本の防衛を考える側から言うことはできません。それと、堂々と胸を張って言えるのは、日本は「外国に向かってそれを使う事はありません。」また、「世界各国に迷惑を掛けることはありません。」ということです。攻撃された時に、クラスター爆弾によって後の被害が出るのも自国民ですから、国民がどちらを選択するのか、攻撃されて蹂躙されっぱなしになるのが良いと思うのか、それを守り抜いて後でそれを処理した方が良いと思うのか、私は後者だと思います。

久間大臣会見概要

 これ、どうやら「クラスター爆弾が日本に必要である」ということを語りたいらしいのだが、なぜに「クラスター爆弾が必要になるのか」を十分に語っていないように思えるんだけど……。
 そもそも、「クラスター爆弾による攻撃」から防御するのに、「クラスター爆弾が必要」なの??
 いかんなー。日本語は日常的に使っている仕事のツールなのに、こんなに自分の読解力が落ちてしまっているとは……。
 というわけで、意味のわかる方、解説を希望!

墨子 (講談社学術文庫)

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