プロレスは……

 実を言うと、とあるプロレス団体から、「試合に出てみませんか?」というお誘いを受けた。インディーズながら、それなりに名前の通った団体である。何でも、やっぱりこういう世界は常に人手不足なので、動けて技ができる人なら一人でも多く欲しいのだという。
 一応、初めての人にはベテランが相手になってくれて試合をリードしてくれるのだという。まあ、確かに格闘玄人でプロレスは素人という者同士を当てたらプロレスじゃなくてガチンコになることは明らかだわなぁ(^^;;
 というわけで、第二試合くらいの流せる前座試合で、五分間一本勝負で慣らしてみませんか?という話だったのだが、そのことを周囲に相談してみたところ、「アホ!」とか「やめときなさい!」という声ばかり……。普段、みんな「プロレスなんて所詮は……」という態度なのに、イザ出場するとなったらコレである。何でーーーー???
 以前、K-3にワンマッチで出場してやろうと目論んだときには、さすがにガチなので、凄い反対に遭った。まあそれは納得できる。しかし、ベテランのプロがリードしてくれるプロレスなのに……。まあ、確かにプロレスもスポーツとして見れば、かなり危険な部類に入るものだとは思うのだが……。
 まあ、普段から練習の時に熱が入りすぎて怪我をしすぎるという傾向にあり、体中が故障だらけなので、本番となったら何が起こるのかわからないという話は確かにある。相手がプロとはいえ、落下技を使われるとさすがに厳しいというのも確かだ(最近は頭から落とすからねー)。
 ここは大人しく、スポーツエリートしか上がれないプロレスのリングは遠かった……ということにしておこう。