政治は後、経済が先

北方領土国後島で、北海道の水産業者が、ロシア側の水産事業に投資を計画していることが14日までに分かった。北方領土でのロシア側事業への日本企業の投資が判明するのは初めてとみられ、日本外務省は「北方4島でのロシアの管轄権を認め、不法占拠を支援する形になり、非常に問題」(ロシア課)としている。

日本業者が国後で投資計画 ロシアの水産事業に協力

 だいたい、北方四島って微妙な存在で、日本の領土だというのならそのまま渡航できるはずなのが、行ったら不法入国でロシアに逮捕されるし、ビザを取って行くと外務省から「ロシアの領土と認めた事になる」と怒られてしまうと言う訳のわかんない場所だ。
 政治家の思惑はわからないでもないが、あの四島を巡ってグダグダとにらみ合いを続けていても何の進展も無いわけだし、こうしている間にも四島から北海道への重病人の緊急搬送とか、民間での交流は普通に行われているわけだから、経済協力もどんどんやっちゃっても良いんじゃないの。
 たかだか国の建前と面子。そんなのに縛られて、せっかく協業できる機会を失うのはもったいない。
 だいたいさー、北方四島の返還を未だ過激にアジテーションしているのは根室くらいなもので、そこだけを見て「ひどい話だ」と言って私に迷惑メールを送りつけてきた奴がいたが、小樽とか稚内を見てみろって。ロシアとの民間交流なければやっていけてないよ。
 情報は総合的に収集して判断したいものだよね。