人は誰でもローリングドリーマー(故・ジャンボ鶴田に捧ぐ)

 仕事で付き合いのある人が趣味でフットサルをしているのだが、試合を組んだもののメンバーが足りなくなったとのことで「ヘルプ」が来たのが昨日の夜遅く。しかし、編集者たるもの、付き合いは大事にしなければならない。それに、困っている人を放ってはおけない。そのようなわけで、動ける服装をバッグに詰めて、いそいそと出かけていった。一応、「動ける四十代」を自任しているので、サッカーの技術は一切無いのだが、何かの役には立つだろうと思っていた。
 だが、やはり技術が無いというのは厳しかった。ボールを扱うテクニックがない、ポジショニングの技術がないというのは、全く役に立たないということだ。
 だから、私は、格闘の技術を活かす事にした。ボールキープしている相手にプレッシャーをかけて奪いに行くのと、ディフェンスで止める側に回った。当たり合いでは、そうそう負ける事はない。実際に一度たりとも当たり負けはしなかった。しかも、最前線でプレッシャーをかけ、攻撃されたら即座に戻ってディフェンスで身体を入れるので、運動量は半端じゃなかったと思う。それでも、控えに回ることなく、動ききる事ができた。
 故・ジャンボ鶴田は、その無尽蔵の体力から「日本で一番元気な四十代」と言われた。だが、私はそこまではできないので、「コンピュータ書の編集者で一番元気な四十代」とか、「SF界で一番元気な四十代」を目指しても良いかなぁと思った。
 しっかーーーし、実はフットサルでは過度な接触行為は禁止されているとのことで、後で「あれではファウルを取られますよ」と言われてしまったよ。本人は、それで良いと思ってやっていたのだが、実際にはフロンターレ森勇介なみのことをしていたわけね(^^;;
 いかん、いかん。
 しかし、サッカーのミニゲーム版とはいえ、動きが素早くてテクニックが要求されるという点では、フットサルというのもなかなか面白い競技だね。