つまんねー演出だねー

全国の不良たちを集めた新総合格闘技「THE OUTSIDER」の旗揚げ戦が30日、ディファ有明(東京)で開催された。第1試合の黒石高大(21)−秋山翼(24)戦で、いきなり応援団とみられる数人がリングに乱入。リング下にいた総合格闘家村上和成が制止に入ったために事なきを得たが、全国のワルたちが集結した会場は一時、騒然となった。
入り口には金属探知機、場内には私服警官が配備されるなど緊張感の中で幕を開けたが、大きな混乱もなく無事に「成功」した。

不良たちを集めた新格闘技団体「成功」

 あのさー、プロレスじゃないんだから、こんな演出はかえって白けるんだけど……。
 だいたい、不良を集めたとかいいながら、アマレス歴14年とか空手歴8年とか、アームレスリング日本3位とか、格闘技歴が異様に長かったり実績がある猛者とかを集めてたじゃん。本当に救いようのない不良だったら、そんなに長いこと道場に通って練習なんて続けないよぉ。だいたい、族とかヤンキー連中なら、素手なんかじゃなくて木刀とかナイフを持ってサシゴロやってるって(^^;
 しかも、エキサイトしていきり立ったチンピラ集団だったら、たとえ格闘家が相手であろうとも、突破しちゃうって。
 だからさぁ、これも明らかに演出臭いんだよね。
 この大会っていったいなんなんだろうね。何がやりたいんだかわかんないねー。上に書いたように「ワルを集める」というのは、明らかに宣伝臭いし、格闘で更生させるなんて奇麗事も信じられないんだよね。確かに、格闘技に打ち込む事で更生するヤツもいるんだろうけど、この大会って「現役のワル」を闘わせるっていうコンセプトなんでしょ?
 悪いけど、この大会の宣伝文句が全く信用できないというのは問題だよね。確かに、この大会を企画した前田日明は不良からプロレスに入った口だが、今でも更生してないじゃん(^^;;
 道場の先生なんかに聞くと、すぐに喧嘩が強くなれると思って簡単に入ってくるヤンキー連中って練習の厳しさに耐えられなくてすぐに辞める傾向が強く、普通の真面目なタイプのほうが続くって言うもんね。実際、まともな格闘家はみんなまじめに練習するし、紳士だし、礼儀正しいし、生活もきっちりしている。じゃないとアスリートなんて続けてられないじゃんね(^^;
 というわけで、私はこの大会は信用できないなぁ。