キング、さすがに正論!

ホラー作家のスティーブン・キング氏が、米州の暴力的ビデオゲーム規制案を批判し、そうした規制は非民主的であり、子供の娯楽の監視は保護者の役目だと主張した。
同氏は、最も効果的なのは、子供が何を見たり読んだりしているのか、何をやっているのか、誰と遊んでいるのかを保護者が把握し、気にかけることだと述べている。

スティーブン・キング、暴力ゲームの法規制に反対

 そうだよねー。ゲームだけじゃなくて、ネット規制とか、マンガ、アニメといった表現の規制って、実際のところは本末転倒の論理なんだよね。
 「子供に何を見せて何を見せないか」というのは親が子供に与える教材を選択するという教育活動の一つだ。それすらせずに、「子供が入手できないようにする」というのは、親の教育が問題であるはずのものを最初から無視して、一方的に表現物を規制するという安易な方法で対策しようと言うことだ。
 本来、子供の躾や教育は、親や教師の責任だ。今、何かと「子供が有害な情報に触れる機会が増えている」と言う論調がまかり通っているが、これって裏を返せば、「親や教師が子供に与える教材を選ぶ責任を放棄している」ってことだよね。
 表現物に文句を付ける前に、自分たちが教育する義務を果たしているかどうか、自分の胸に手を当てて考えてみて欲しいものだ。その義務や責任を果たさず、安直に責任転嫁するというのは、「教育者失格」の烙印を押されても仕方がないということだよね。
 と、いうわけで、政治家さんたちには、「矛先を向ける先が違うだろ!」とツッコミを入れようぜ!