異議あり!

男の子はおもちゃの銃やダンプカーを好み、女の子はバービー人形やぬいぐるみを欲しがる。こうした嗜好(しこう)の違いは遺伝によるといった考え方はこれまで「非科学的」「性差別的」と心理学者から非難されてきたが、このほど米国の科学者たちが「嗜好の違いはDNAの染色体に起因している」と、一般通説を裏付ける研究結果を発表した。

男の子と女の子の好みの違いは「遺伝子」による、米研究所サルで立証

 世の中を観察する限り、例外もかなり多いと思うんだけど(^^;
 この学説、かなりの数だけ追試して、慎重に確認する必要があると思うぞ。
 私はかーなーり男子的な発想と行動をするほうだが、昔はダンプカーも銃も嫌いだったぞ。どっちかというと、人形なんかを見て、頭の中でストーリー(妄想とも言う)を作るのが好きだったなぁ。
 そもそも男女で脳の構造が違っていて、認識の方向性とか思考パターンが違うというのはともかく、「嗜好」については社会的な「男らしさ、女らしさ」という教育的な物差しのほうが大きいんじゃないかと私には思えて、この結論に対してすぐに「へぇ〜」とは言えないなぁ。
 こういう学説を安易に発表するのって、逆に「男らしさと女らしさは遺伝子が原因なんだから当然でしょ!」といった、余計に男と女を区別する風潮の根拠に利用されてしまいそうで、何だか危険な香りがするんだよねー。