歴史研究の重要性

 ↓の本を続けて読んだ。やはり、歴史的事実の検証と、派生して起こった出来事を記録し、後世に残すという作業は重要だ。

空手伝新真録〈下巻〉源流型と伝来の謎を解く

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戦後合気道群雄伝―世界の合気道を創った男たち

戦後合気道群雄伝―世界の合気道を創った男たち

 ロシアSFに関しては、深見先生による「ロシア・ソビエトSF傑作集」の解説と、宮風君による「ロシア・ファンタスチカ(SF)の旅」があるのだが、私自身の経験まで踏まえた総括的なまとめが必要なんじゃないかと考えている。
 実は、深見先生による解説の歴史観と、宮風君による解説の歴史観が違うので、両方をいっぺんに読むとちょっと混乱するところがあるのだ。ゴーゴリブルガーコフ→ストルガツキイ兄弟→ペレーヴィンやヴェレルの系譜(ファンタスチカ)と、ベリャーエフ→エフレーモフ→ブリチョフ→グロモフやルキヤネンコ(純SF)の系譜が混ざってしまっているのだ。
 このへんの整理をして、ロシア独自の幻想小説の系譜と、諸国からの影響も受けた科学小説の系譜の二本からまとめ直す必要があるんじゃないかと思っている。
 まあ、たいへんな作業にはなるのだが、これはライフワークかなぁ。
ロシア・ソビエトSF傑作集 (上) (創元SF文庫)

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ロシア・ファンタスチカ(SF)の旅 (ユーラシア・ブックレット)

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