往生際が悪いJリーグ

川崎FのFW我那覇和樹(27)がドーピング規定違反で受けた処分を無効としたスポーツ仲裁裁判所(CAS)の裁定を受け、鬼武健二チェアマン(68)が同選手に謝罪した。6試合出場停止処分の記録を抹消し、出場できなかった試合分の補てんを検討する意向を表明。
川崎Fに科した1000万円の制裁金については「今のところ返す論拠がない」(羽生事務局長)とし、我那覇が求めている裁判費用の負担については、CASから命じられた2万ドル(約210万円)以外の負担には応じない姿勢を示した。

Jが我那覇に謝罪もCAS裁定には不満

 自分たちの裁定に非があったことを認めて謝罪したんだから、制裁金を返却して裁判費用も代わりに負担するのが筋じゃないの?
 まあ、裁判費用については微妙なところもあるから、これは別の問題としても、制裁金を「返す論拠がない」というのは明らかにおかしいだろう。
 一人の期待された選手の人生をメチャクチャにし、高い裁判費用まで負担させてこの態度ってーのは「誠意」という意味でどうよ?と思うわけである。しかも、チームに払わせた制裁金は、疑惑に対してのペナルティだったわけなので、普通は返すのが当然だろう。
 もともと日本サッカー協会とか、Jリーグの態度は悪評のほうが高いが、ここまで酷いことをする連中だとは思ってもいなかった。
 結局、サッカーという人気のある競技を取り仕切っているという既得権にしがみつき、自分たちの体面だけを維持したい人達なのね。
 これでは選手が可哀想だ。