小学生までは好きだった

米中央情報局(CIA)の前身で、第2次大戦時に設立された米特務機関「戦略情報局」(OSS)に所属していたスパイ約2万4000人分の名前が14日、米国立公文書館で公開された。
米メディアによると、スパイの中には、映画監督のジョン・フォードさんや大リーグ、シカゴ・ホワイトソックスのモー・バーグ捕手、俳優スターリング・ヘイドンさんのほか、最高裁判事歴史学者など幅広い分野で活躍した有名人の名前があるという。
軍事作戦の立案や宣伝工作などを行った。

J・フォード監督の名も、米CIA前身の「スパイ名」公開

 ジョン・フォード監督と言えば西部劇。それもジョン・ウェイン主演で!
 親が西部劇好きだったから、私も単純にジョン・ウェインの西部劇を楽しんでみていたが、中学に上がる頃からネイティブ・アメリカンの扱いや、WASP至上主義に疑問を持つようになり、今ではまったく見なくなってしまった。というか、ジョン・フォード監督の映画は、はっきりと言えば嫌いである。
 あまりにも無条件な「アメリカ万歳!」という単純極まりない脳天気とも言える演出には、胡散臭さしか感じない。同じプロパガンダ映画なら、ソ連製のほうがその開き直り具合が清々しい。
 娯楽とヒロイズムの裏に隠された、他民族、他国民を見下す感情に気が付くには、中学生の知能があれば十分すぎるほど露骨なものだったということである。