燃え尽きるまでが現役なんだ

辰吉は「(今の段階では)引退を受け入れる考えにはなれない」と結論は出ず、吉井会長は「今後も、説得を続ける」としている。

「引退は受け入れられない」辰吉、ジム会長の説得に応じず

 JBCの面子や規則なんて無視してよろしい。引退するか、続行するかは本人が決めるべきだ。本人がリスクを承知したうえで続ける事を望んでいるのなら、本人が納得するまで続けさせるべきだ。
 ホリフィールドが46歳にもなって世界王者に挑戦することを考えると、辰吉はまだまだ若い。
 どんな職業でも同じだと思うのだが、本人の闘志や熱意が無くなるまでが現役だと思う。たとえ勝てなくても。どんなに貧困生活を送ろうとも。本人が「やりたい」と思っているうちは続けるべきだ。
 実際、辰吉は、タイでの試合で勝ってみせた。それで良いじゃん。
 だいたい、JBCの決めた定年規則で、これまで何人のボクサーが涙を飲んできたのか。それを考えると、そんな規則を積極的にぶっ壊す辰吉の勇気を素直に褒め称えたい。


#実はプロボクサーかキックボクサーのライセンスを取りたいと思っていた時期があった。仕事が忙しかったのでとてもジムには通えないし、自宅や職場の近くにジムが無かったので諦めた。職場と自宅の近くにキックボクシングジムができた時には、もう年齢的にプロライセンスは取れなくなっていた。だからこそ、「定年制にクソ喰らえ」と諦めない辰吉を応援したくなるのだ。