次世代のギーガーか?
Скульптуры Pierre Matter
Pierre Matterというアーティストの金属彫刻群。銅版が有機的な曲線を構成し、ハードウェア的な部品と相まって独特の美と怖さを表現している。
H・R・ギーガーは、性器や骨、昆虫と言った有機体の曲線を組み合わせ、見る者に生理的な嫌悪感を感じさせることに成功していた。Pierre Matterは、それを鉄板やチューブ、機械部品を用いることで、スチームパンク的な雰囲気の中に、曲線の美と恐怖を構成して見せている。
このコンセプトで作られた造形物が動いたら面白そうなので、映画に使われてくれないものだろうか。
なお、Amazonで検索してみたが、Pierre Matterはまだ作品の写真集などは出版していないらしい。残念。
スシ・ポリスの敗北
農林水産省は16日、2007年度から始める予定だった海外の日本食レストランへの認証制度について、「正しい日本食」を判断する統一の基準を設けない方針を決めた。
日本食レストラン認証、「正しい日本食」の基準設けず
「現地の好みに適応した日本食もある」「政府の判断を押しつけるべきではない」などと反発が相次いでいた。
「スシ・ポリス」として全世界で顰蹙を買った日本の計画だが、やはり潰れた。
インチキ日本料理店が営業を続けられるのは残念だが、各国で独自に多種多様な発展をしている独自の日本食に対して口を出さなくなった事は嬉しい限り。
だいたい、納豆スパゲティを食べている国が、オリジナル寿司に文句を言う権利は無いわなぁ。
それが何であろうと、おいしければ繁盛するし、まずければ潰れる。それだけの単純な市場原理でやってもらえば、自然と淘汰が進み、まともな物が残るんじゃないのかなぁ。
チェックメイト寸前かな?
マスコミ出演では日ごろのゴーマンさが消えて、すっかり“いい人”になった石原慎太郎知事。選挙のスローガンは「生活の安心と安全」だそうな。なぜ丁重な対応になっているのか。知事選を前に疑惑が噴出しそうだからである。
石原慎太郎を直撃する利権疑惑
「買ってはいけない」などというトンデモ本を出してしまうような、ボケる(?)前の本多勝一氏は、朝日新聞時代、ずっと石原慎太郎を攻撃し続けていた。全盛期の本多氏のことなので、事前に証拠を揃え、反論の余地が無いように論理を固め、徹底して叩いていた。
それらの記事は、説得力に満ち、読んでいても非常にわかりやすく、間違いなく本多勝一氏の「勝ち」だった。石原慎太郎は、まったく反論できなかったから、それらの批判を無視し続けるしかなかった。
本多氏の記事によれば、石原慎太郎は、嘘に満ちあふれた、自分だけが可愛い、他人の業績を認める事ができない人物である。こんな自己中心的で傲慢、そしてタカ派的な人物が東京都知事を続けていることがまず信じられない。国会議員をしている時も都知事になってからも、失言・妄言で埋め尽くされているような品性の人に行政を任せるというのは、いかがなものかと思うのだが。
かような理由で、私が都民だった頃は、石原には投票した事はない。
それが三選のために急に「良い人」になり、挙げ句の果てには「オリンピック誘致」という箱物のエサ。姑息である。
次々と出てくるボロが全て白日の下に晒される日が来るのを望んでいる。
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